XM・XMTrading・XMGlobalの違いを徹底解説｜日本人が選ぶべきXMはどれ？

はじめに

海外FX業者の中でも高い人気と知名度を誇る「XM（エックスエム）」ですが、実は一つのブランドではなく、複数の運営法人によって構成されています。

XMはグループ全体で世界190カ国以上に展開しており、その運営体制は地域によって分かれています。
中でも「XM.com」「XMTrading」「XMGlobal」の3つのブランドはよく混同されがちですが、これらはそれぞれ対象国・レバレッジ・ライセンス・サービス内容が異なります。

本記事では、XMグループの3ブランドの違いと、それぞれがどのような背景で設立されたのか、そして日本人がどのブランドを利用すべきなのかを丁寧に解説します。

XMのブランド構成と運営体制

XMは「Trading Point Holdings Ltd.」というグループ会社を中心に、各国の金融規制に合わせてブランドを展開しています。
そのため、同じXMでも「対象地域・運営会社・ライセンス・サービス内容」が異なります。

ブランド名	対象地域	運営会社	登録国	主なライセンス	最大レバレッジ	ボーナス	日本語対応
XM.com	欧州（EU諸国）	Trading Point Holdings Ltd.	キプロス	CySEC	30倍	なし	一部
XMTrading	日本専用	Tradexfin Limited	セーシェル	FSA	1000倍	あり	完全対応
XMGlobal	欧州・日本以外	XM Global Limited	ベリーズ	IFSC、DFSA、ASIC、CySEC	1000倍	あり	部分対応

このように、どのXMを利用できるかは「居住国」で自動的に決まります。
日本国内からアクセスすると、必ず「XMTrading（日本専用）」にリダイレクトされる仕組みです。

XM.com（欧州版）：ESMA規制下のブランド

XM.comは、欧州連合（EU）におけるXMグループの公式ブランドです。
運営会社はキプロスに本社を置く「Trading Point Holdings Ltd.」であり、CySEC（キプロス証券取引委員会）の厳格な金融ライセンスを取得しています。

ESMAによるレバレッジ規制

2018年、欧州証券市場監督局（ESMA）は個人投資家保護を目的に、CFD取引（差金決済取引）に対するレバレッジ上限を引き下げました。

• 主要通貨ペア：最大30倍
• その他通貨ペア・CFD商品：最大10〜20倍
• 取引ボーナス・キャッシュバック：原則禁止

この規制により、欧州圏での取引条件は非常に厳しくなり、ハイレバレッジ取引を希望するトレーダーには不向きとなりました。

XMはこの規制に対応するため、欧州以外の地域向けブランド（XMGlobal）と日本専用ブランド（XMTrading）を立ち上げることになります。

XMTrading（日本専用ブランド）

XMTradingは、日本在住のトレーダー専用に設計されたブランドです。
運営会社はセーシェル共和国に登録された「Tradexfin Limited」で、セーシェル金融庁（FSA）のライセンスを取得しています。

XMTrading誕生の背景

もともとXM.comはキプロスのライセンスのもと、世界中で共通のサービスを提供していました。
しかし、日本の金融庁が「無登録海外業者による勧誘行為」を厳しく制限したことで、XMは日本向けの営業を継続できなくなりました。

そこでXMは、より柔軟な運営が可能なセーシェルライセンスを取得し、「XMTrading」という日本専用ブランドを設立しました。

このようにXMTradingは、法的リスクを回避しながら日本人に特化した取引環境を維持するためのブランドです。

XMTradingの特徴

• 日本人のみが対象
• 最大レバレッジ1000倍
• 口座開設ボーナス・入金ボーナス・取引ボーナスすべて利用可能
• 国内銀行振込による日本円入出金に対応
• 日本語サポートが充実（メール・チャット対応）

XMGlobal（世界向けブランド）

XMGlobalはベリーズを拠点とし、欧州および日本を除く全世界のトレーダーを対象に運営されています。
運営会社は「XM Global Limited」で、複数の国際的な金融ライセンスを保有しています。

主なライセンス

ライセンス機関	国	信頼性	概要
IFSC	ベリーズ	高	海外FX業者に多く採用される認可制度
ASIC	オーストラリア	非常に高	世界でも最も厳しい金融規制の一つ
CySEC	キプロス	高	EU基準の金融ライセンス
DFSA	アラブ首長国連邦	高	中東圏の金融監督機関

XMGlobalはこれらの複数ライセンスにより、世界的に高い信頼性を確保しています。
欧州ほど規制が厳しくないため、最大レバレッジ1000倍やボーナス制度など柔軟な条件が維持されています。

XMTradingの安全性と信頼性

XMTradingは日本の金融庁には登録されていないものの、グループ全体の安全管理体制は非常に堅固です。

• 顧客資金の分別管理を実施（会社資産とは完全に分離）
• ゼロカットシステム（マイナス残高を自動リセット）を採用
• グループ全体で世界190カ国以上に展開し、利用者数500万人超

特にゼロカットシステムはXMTradingの大きな特徴であり、相場急変による借金リスクが一切ありません。
これは日本のFX業者（追証制度あり）にはない大きなメリットです。

XMTradingを利用する3つの主要メリット

日本語対応が充実している

XMTradingはウェブサイト、取引ツール、サポート、マーケット情報など、すべてが完全に日本語化されています。
取引マニュアルやウェビナーも日本語で提供されており、初心者でも迷わず利用できます。

日本円での入出金が容易

国内銀行振込による入出金に対応しており、手続きは非常にスムーズです。
銀行営業時間内であれば即時反映され、出金も1〜2営業日以内に処理されます。

また、XMTradingは手数料を業者側が負担してくれるため、利用者にとって実質無料となるケースが多いです。

豊富なボーナス制度

XMTradingでは、以下のようなボーナス制度が常時実施されています。

• 口座開設ボーナス（入金不要の取引資金）
• 入金ボーナス（最大50万円相当）
• ロイヤルティプログラム（取引量に応じたポイント還元）

これらの制度は日本専用ブランドならではの特典です。
欧州版のXM.comでは規制により一切提供されていません。

XMグループ全体の信頼性

XMは2009年に設立されて以来、世界的に信頼される海外FXブローカーとして確固たる地位を築いてきました。
複数の国で金融ライセンスを取得し、透明性の高い運営を継続しています。

また、顧客資金は外部金融機関を通じて分別管理されており、破綻リスクに対しても一定の保護措置が講じられています。
国際的な第三者監査機関による定期監査も受けているため、信頼性は非常に高いといえます。

まとめ

ブランド	対象地域	レバレッジ	ボーナス	日本語対応	ライセンス
XM.com	欧州	30倍	なし	一部	CySEC
XMGlobal	欧州・日本以外	1000倍	あり	部分	IFSCなど
XMTrading	日本	1000倍	あり	完全対応	FSA（セーシェル）

結論として、日本在住のトレーダーが利用すべきなのは「XMTrading」です。
日本語対応・入出金の利便性・ボーナス制度のすべてが日本人向けに最適化されており、最も安定した取引環境を提供しています。