【2025年最新】XMの出金はゆうちょ・PayPay銀行で可能か？｜手数料、反映日数、出金ルールを徹底解説

XM Trading（エックスエム）は、その高いレバレッジと豊富なボーナスで多くのトレーダーに支持されていますが、出金に関しては非常に厳格かつ独自のルールが設けられています。

「利益が出たのに出金できない」「ゆうちょ銀行やPayPay銀行は使えるのか？」「手数料はいくらかかるのか？」といった疑問は、XMを利用する上で最も重要な問題です。

XM出金方法の概要と比較一覧

まず、XMが提供している出金方法の概要を一覧で比較します。

出金方法	最低出金額	利益の出金	出金手数料	着金時間 (反映日数)
① 国内銀行送金	10,000円	可能	2,500円 (40万円以上は無料)	2～5営業日
② クレジット/デビットカード	500円	不可	無料	1週間～1ヶ月 (カード会社の締日による)
③ bitwallet	500円	不可	無料	即時～24時間
④ STICPAY	500円	不可	無料	即時～24時間
⑤ BXONE	500円	不可	無料	即時～24時間

【最重要】XMで出金する前に理解すべき6つの出金ルール

XMの出金手続きが複雑とされる理由は、以下の6つの厳格なルールに基づいているためです。これらを理解していないと、出金リクエストが拒否される主な原因となります。

1. 入金額までは「同じ入金元」へしか出金できない

XMでは、マネーロンダリング（資金洗浄）を防止する国際的な規制（AML）に従い、入金した金額と同額までは、入金時に使用した方法と全く同じ方法でしか出金（返金）できません。

• 例：クレジットカード（VISA）で10万円を入金した場合、出金時も**まず10万円を同じVISAカードへ出金（返金処理）**する必要があります。

2. 入金額以上の「利益分」は銀行送金のみ出金可能

XMで取引して得た利益分（入金額を超えた残高）を出金する方法は、国内銀行送金（Local Bank Transfer）のみに限定されています。

クレジットカードやオンラインウォレット（bitwalletなど）で利益分を出金することは絶対にできません。

• 例1：クレジットカード入金で利益が出た場合
  • VISAカードで10万円を入金し、取引で3万円の利益が出た（合計残高13万円）。
  • 出金プロセス：
    1. 入金額分の10万円を、まずVISAカードへ出金（返金処理）する。
    2. 利益分の3万円を、国内銀行送金で出金する。
  • この2段階のプロセスが必要となります。
• 例2：銀行送金で入金し利益が出た場合
  • 銀行送金で10万円を入金し、取引で3万円の利益が出た（合計残高13万円）。
  • 出金プロセス：
    1. 入金額と利益額を合計した13万円を、まとめて銀行送金で出金できます。

3. 出金方法には「優先順位」がある

複数の方法で入金した場合、出金（返金）手続きには厳格な優先順位が定められています。

【出金の優先順位】

1. クレジットカード / デビットカード（VISAなど）
2. オンラインウォレット（bitwallet, STICPAY, BXONE）
3. 国内銀行送金

例えば、クレジットカードで5万円、bitwalletで3万円、銀行送金で10万円を入金した場合（合計入金額18万円）、出金時には必ずこの優先順位に従って、入金額分を返金していく必要があります。

出金プロセス例：

1. まず、クレジットカードに5万円を出金（返金）する。
2. 次に、bitwalletに3万円を出金（返金）する。
3. 最後に、銀行送金で10万円を出金（返金）する。
4. これら全ての入金額を返金した後、発生した「利益」を銀行送金で出金する。

4. ボーナス（クレジット）自体は出金できない

XMが提供する口座開設ボーナスや入金ボーナスは、「クレジット」として口座に反映されます。これは取引の証拠金としてのみ利用可能であり、現金として出金することはできません。

5. 出金額と同じ「比率」のボーナス分が消滅する

口座内にボーナス（クレジット）が残っている状態で出金を行うと、出金する金額の「口座残高に対する比率」と同率のボーナスが消滅します。

• 例：口座残高が10万円（内訳：自己資金5万円 + ボーナス5万円）の場合
  • 口座残高のうち、自己資金の比率は**50%**です。
  • ここで自己資金から1万円（自己資金の20%）を出金するとします。
  • この時、出金額（1万円）は口座残高（10万円）の**10%**にあたります。
  • そのため、ボーナス（5万円）も同率の10%（＝5,000円）が同時に消滅します。

6. 未決済ポジション保有中の出金は証拠金維持率に注意

XMでは、未決済ポジション（含み益・含み損のあるポジション）を保有したまま出金リクエストを行うことも可能です。

しかし、出金によって証拠金維持率が一定の基準を下回る場合、その出金リクエストは拒否されます。

期間	拒否される証拠金維持率の基準
平日 (月曜早朝～金曜NYクローズ)	150%以下になる出金
週末 (金曜NYクローズ～月曜早朝)	400%以下になる出金

これは、出金による証拠金不足で即時ロスカットされる事態を防ぐための安全措置です。

XM出金方法①：国内銀行送金 【利益の出金が可能】

XMで得た利益を出金できる唯一の方法であり、最も推奨される出金方法です。

銀行送金の手数料・反映日数・最低出金額

• 出金手数料：
  • 40万円以上の出金：無料
  • 40万円未満の出金：2,500円
• 着金の目安：2〜5営業日
• 最低出金額：10,000円

XMとお客様の銀行口座の間に決済代行会社が介在するため、国際送金扱いとなり、40万円未満の場合は手数料が発生します。

【重要】中継銀行・着金銀行の手数料について

XM側で手数料が無料（40万円以上）であっても、送金プロセスで経由する中継銀行や、お客様が利用する着金銀行側で、別途「被仕向送金手数料」や「リフティングチャージ」（数千円程度）が発生する場合があります。

この手数料を最小限に抑えたい場合は、楽天銀行やソニー銀行など、被仕向送金手数料が無料または安価な銀行の利用を推奨します。

【最重要】銀行出金の注意点：対応していない銀行

XMからの海外送金を受け入れるためには、銀行がSWIFTコード（スウィフトコード）と呼ばれる国際的な銀行識別コードを持っている必要があります。

以下の銀行はSWIFTコードを持たない、または海外送金の受け取り業務に対応していないため、XMの出金先として利用できません。

【XMからの出金に利用できない銀行一覧】

• ゆうちょ銀行
• PayPay銀行（旧 ジャパンネット銀行）
• セブン銀行
• じぶん銀行
• （その他、一部のネット銀行や信用金庫など）

銀行の出金手順：英語入力の徹底ガイド

銀行送金の出金リクエストは、初回のみ入力項目が多く、**すべて英語（ローマ字）**で行う必要があります。

STEP 1：出金方法の選択

マイページにログインし「資金の出金」から**『Local Bank Transfer』（国内銀行送金）**を選択します。

STEP 2：受取人（お客様）の個人情報を入力

• 受取人の名前（カタカナ）：例）ﾔﾏﾀﾞ ﾀﾛｳ
• 受取人のフルネーム（英語）：例）Taro Yamada
• 受取人の住所（英語）：
  • 口座開設時に登録した住所を英語で入力します。
  • 英語の住所入力順：[建物名・部屋番号], [番地], [町村], [市区郡], [都道府県], [郵便番号]
  • 例：「東京都千代田区丸の内1-2-3 ABCマンション405号室 〒100-0005」→ ABC Mansion #405, 1-2-3 Marunouchi, Chiyoda-ku, Tokyo 100-0005

STEP 3：受取人銀行の情報を入力

• 銀行名（英語）：
  • 選択肢に銀行名があれば選択します。
  • ない場合は『その他』を選び、銀行名を英語で入力します。（例：RAKUTEN BANK, LTD.）
• IBAN：
  • IBANは欧州などで使われるコードです。日本の銀行にはないため、この欄には「銀行の口座番号」（7桁の数字など）を入力します。
• SWIFTコード：
  • ご利用の銀行のSWIFTコードを入力します。（例：RAKTJPJT）
  • ※「◯◯銀行 SWIFTコード」で検索すればすぐに分かります。
• 銀行所在地（英語）：
  • 銀行の「本店」または「支店」の住所を英語で入力します。
  • ※「◯◯銀行 ◯◯支店 英文住所」などで検索してください。
• 支店コード：
  • 3桁の支店番号を入力します。
• 支店名（英語）：
  • 例）東京支店 → TOKYO BRANCH

STEP 4：出金リクエスト

• 出金額（最低1万円以上）を入力し、『リクエスト』をクリックします。
• これで出金手続きは完了です。2〜5営業日後に銀行口座に着金します。

XM出金方法②：クレジットカード / デビットカード（VISA）

クレジットカードへの出金は、「出金」ではなく「入金のキャンセル（払い戻し）」という扱いになります。

クレジットカード出金の特徴

項目	詳細
対応カード	VISA（JCBは入金のみ対応、出金不可）
出金手数料	無料
着金までの時間	1週間～1ヶ月（最大2ヶ月）
最低出金額	500円
利益分の出金	不可（入金額まで）

クレジットカード出金の注意点

• JCBカードへの出金はできない：JCBで入金した場合、その入金額分は銀行送金で出金することになります。
• 3ヶ月の期限：VISAカードで入金後、3ヶ月（90日）以上経過した場合、カードへの出金（返金）ができなくなる場合があります。その場合も銀行送金での出金となります。
• 着金が遅い理由：XM側が手続きを完了しても、カード会社側の締め日の都合で、実際の返金（または請求額との相殺）が翌月や翌々月になるため、反映に時間がかかります。

XM出金方法③④⑤：オンラインウォレット（bitwallet, STICPAY, BXONE）

bitwallet、STICPAY、BXONEは、XMの出金方法としてほぼ同じ特徴を持ちます。

オンラインウォレット出金の特徴

項目	詳細
出金手数料	無料
着金までの時間	即時～24時間以内（XM側での処理完了後）
最低出金額	500円
利益分の出金	不可（入金額まで）

【オンラインウォレットの注意点】

XMからウォレットへの出金手数料は無料ですが、ウォレットからご自身の銀行口座へ出金する際には、各ウォレットサービス側で別途出金手数料が発生します。

このため、利益分を出金できる銀行送金と比較して、トータルの手数料が割高になる可能性があります。

XMで出金拒否された時の対応

XMは高いライセンスと信頼性を持つブローカーであり、「利益を出しすぎた」といった理不尽な理由で悪質な出金拒否を行うことはありません。

出金が拒否された（保留された）場合、必ずトレーダー側に何らかの原因があります。

出金拒否（保留）される主な原因

1. 出金ルールの誤り（優先順位、利益分の出金方法）
   • 最も多い原因です。本記事で解説した「6つのルール」を再確認してください。
2. 口座が有効化されていない
   • 本人確認（KYC）が完了していなければ、1円も出金できません。
3. XMアカウントとは別名義の口座への出金
   • XMアカウントと出金先の銀行口座名義が異なる場合、マネーロンダリング防止の観点から絶対に出金できません。
4. XMの利用規約に違反した
   • ボーナスの不正取得、複数口座間での両建てなど、禁止行為が発覚した場合は、出金拒否や口座凍結の対象となります。
5. ポジション保有中の証拠金維持率不足
   • 前述の通り、証拠金維持率（150% / 400%）を下回る出金リクエストは拒否されます。

対処法

出金が拒否された場合、まずは拒否された理由がメールで送られてきていないか確認してください。

原因が不明な場合は、一人で悩まず、XMの日本語サポートにライブチャットやメールで問い合わせるのが最も早い解決策です。

【FAQ】XMの出金方法についてよくある質問

XMで出金拒否はありますか？

悪質な出金拒否はありません。ただし、本記事で解説した出金ルール（優先順位、利益の出金方法、名義不一致など）に違反した場合、リクエストは「拒否」または「保留」されます。ルールを守っていれば確実に出金できます。

出金先として指定できない銀行はどこですか？

ゆうちょ銀行、PayPay銀行（旧ジャパンネット銀行）、セブン銀行など、SWIFTコードを持たない、または海外送金受け取りに対応していない銀行は利用できません。

XMで地方銀行やネット銀行の口座に出金できますか？

はい、その銀行がSWIFTコードを持ち、海外送金の受け取りに対応していれば可能です。楽天銀行やソニー銀行は多くのトレーダーに利用されています。

XM口座から出金手続きをしましたが、着金しません。

銀行送金の場合は2〜5営業日、クレジットカードの場合は1週間〜1ヶ月程度かかります。オンラインウォレットで24時間以上経過しても着金しない場合は、サポートに連絡してください。

XMでポジションを残したまま出金できますか？

可能です。ただし、出金後の証拠金維持率が平日で150％以下、週末で400％以下になるリクエストは拒否されます。

XMではボーナスは出金できますか？

口座開設ボーナスや入金ボーナス（クレジット）は出金できません。ただし、XMポイント（XMP）は現金化して出金することが可能です。

XMの出金方法とルールのまとめ

XMの出金方法は、国際的な金融規制を遵守するために複雑なルールが設けられています。

【XM出金の最重要ポイント】

1. 利益の出金は「銀行送金」のみ。
2. 入金額までは「入金元」へ返金（優先順位あり）。
3. ボーナスは出金できず、出金比率に応じて消滅する。
4. ゆうちょ銀行、PayPay銀行は利用不可。
5. 手数料を節約するなら、銀行送金は「40万円以上」でまとめて行う。

これらのルールは変更される可能性もあるため、定期的に最新情報を確認する必要があります。